好きなことは慰めもんなんかじゃない

好きなことは慰めもんなんかじゃない、そんなこと、あってはならない

続けることで見えてくるもの

 

続けることについて書いていきたい。

自分自身、続けたことでの到達点の再確認をしたい。

そして、こちらを読んで下さったあなたが何かを始め、

続けていただけたら幸いだ。

 

かくゆう私は、物事に興味を持ちやすくも、続けることが苦手だ。

そんな私が今自信を持って継続できていると主張出来るのは水泳だ。

週3回以上の水泳を、ちょうど1年間続けることが出来ている。

 

まずは、水泳を始めた動機だが、ダイエットのためである。

2018年の10月に私は結婚式を控えており、なるべく痩せた姿をお披露目したかったのだ(嫁にも大分せっつかれたこともある)。

水泳は運動強度が強く(クロール1時間で約700kcal消費出来る)、

小3〜中2までスイミングスクールに通っており、一通りの泳ぎが出来たので水泳を始めることとした。

あとは、地元にあるプール施設が破格の値段で使えたということもある。

その値段、1ヶ月通い放題で3100円!3ヶ月で7400円!半年で12300円!1年で19800円!

ちなみに、このプールの1回の使用料金は620円と普通だからこそ、安さをお分かりいただけるだろうか。

 

自分は継続が苦手であるからこそ、ひとまず1ヶ月3100円の定期券を購入した。

そして、泳ぎ始めた。正直、非常に面倒くさかった。行きたくない時も何度あったことだろう。

だって、苦しくて疲れるんだもん。

でも、行かない訳にはいかない。…嫁が尻を叩くのだ。精神的に。身内からの精神攻撃は容赦なく、私は耳を痛めた。

それを回避するには、行くしかないのだ。泳ぐしかないのだ。

行くまでが面倒なのだ。行ってしまえば仕方なくながらもやるのだ。

それで、泳ぎ終わって施設を出る時にはなんだかスッキリして、

「行って良かった」と思いながら帰るのだ。

 

 

そんなこんなで続けているうちに、

不思議なものでいつの間にか「どういうフォームが早く長く泳げるか」を追求していた。

クロールのひとかきひとかきにトライアンドエラーを繰り返していた。

1年続けた今では1000メートル泳ぐのに20分かからず、そこまで疲れなく泳ぎきることが出来るようになった。

大分早くなったと思うが、自分の目指す泳ぎにはまだ到達していない。

到達するのかもわからんが、着実に変化し続けていることは実感している。

自分にとって水泳は、自己評価の中にあるようだ。

 

これまた不思議なもので、1年経った頃から自分に声をかけてくれる人が増えた事だ。

声をかけて下さるのは決まって私と同じように、習慣的にプールに通われている方だ。

大抵、「どんどん泳ぎが早くなってきてるね」と声をかけて下さる。

褒め言葉には謙遜で返す私だが、こればっかりは

「そうなんです、早くなりました!」と返答する。

「いや、そんなことないですよー」とは言いたくない。

お金と時間と体力と嫁の精神攻撃から耐えた事を裏切るような気がして。

謙遜しない自分てのは初めてだ。

 

 

以上、続ける事で水泳を他者評価から自己評価へと扱うことが出来るようになった。

確かに自分がずーーーーっと聴き続けている音楽は既に自己評価の中にある。

自己評価の中に取り込みたいもの、もっとあるはず。